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宇治市の動物病院、山田動物病院です。

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今日は「ゴールデンレトリバーにできた大きな腫瘤」をご紹介

 症例は高齢で体重も40kg以上あり、初診時「歩けなくなった」と言うことで病院に連絡が入り、スタッフ総動員で病院へ搬入しました。何しろ40kg以上でグタッとしていますから重いこと重いこと。
 とりあえず入院犬舎に入れてから診察をしてみました。
右肩部分に大きな腫瘤があり(写真)、これは一体どうしたことか?とまずはビックリでした。
 エコー検査の結果、腫瘤の内部には液体が貯留していることがわかりましたのでまずは穿刺(内溶液を抜いて確認)して中身をおおまか全部出しました。(写真)
当日は40℃以上の発熱もあり、点滴を行い、皮膚の一部が壊死しているので後日摘出整復手術としました。
 さて、いざ手術をしてみると思いのほか大きく、そして内容の組織も「グチャグチャ」(写真)でした。それを綺麗にトリミングし洗浄縫合としました。
 術後は圧迫包帯をして患部を守り、無事抜糸となりました。(写真)

 原因については不明ですが、蜂かムカデではないか?と考えています。蜂の場合、原因はスズメバチのような針に毒があるものでしょう。ただ、蜂の場合にはこのようになるのに少々時間がかかります。
 ムカデの場合、音もなく近づいてバクッと咬みつきますのでさすがの犬もムカデが近づいても気づきません。しかもムカデに咬まれると猛烈な痛みが起こります。それだけでなく今回のように皮膚や周囲組織の壊死も起こします。
 いずれにしても春から夏にかけて多くなる事例です。普段から犬の周りに「変な虫はいないか?」と注意をしてあげてください。もちろん飼主さんもくれぐれもご注意くださいね。


機器写真


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